【失敗恐怖症】仕事の失敗・ミスが怖い人のための5つの対処法

仕事でミスをしてしまったとき、必要以上に落ち込んでしまったり、過去の失敗を何度も思い出しては自分を責めてしまったり…。そんな経験はありませんか?

本来であれば、誰にでもある“失敗”。それなのに、「またやってしまった」「自分はダメな人間だ」といった思いが頭から離れず、必要以上に恐れてしまう状態になることがあります。

この記事では、そんな「失敗への恐怖心」が強くなってしまう心理背景をひも解きながら、日常生活で実践できるセルフケアや対処法をご紹介していきます。

「失敗するのが怖い」と感じている方が、自分をやさしく見つめ直し、少しずつ安心を取り戻していけるようなヒントをお届けします。

失敗恐怖症とは?

失敗恐怖症とは、「失敗への極端な不安や恐れ」が日常生活や仕事に支障をきたす状態を指します。まだ何も起こっていない段階でも、「もし間違えたらどうしよう」「また怒られるかも」と先回りして不安が大きくなり、心身が強く反応してしまうのが特徴です。

よくある失敗恐怖症のサイン
  • 小さなミスであっても、何度も思い出して落ち込んでしまう
  • 「失敗してはいけない」と自分を厳しく責めてしまう
  • 完璧を求めて行動が遅くなる、または止まってしまう
  • 新しいことに挑戦できず、安心できる範囲でしか動けない

このような状態が続くと、仕事のパフォーマンスや人間関係だけでなく、自己肯定感の低下や身体症状(睡眠障害・頭痛・胃痛など)にもつながりやすくなります。背景には、過去の失敗経験、過剰な評価への不安、幼少期の家庭環境(例:ミスに厳しい親との関係)、愛着不安などが影響していることも少なくありません。

★ 重要ポイント
心の安全が揺らいでいる状態
自分を守るための“過剰な防衛”が働いている

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失敗やミスに恐怖を強く感じてしまう理由

失敗恐怖症の背景には、「記憶」と「思考」の働きが深く関わっています。ここでは専門的な視点から、なぜ失敗への恐怖が強くなってしまうのかを丁寧に解説していきます。

アンカー記憶とは?

アンカー記憶とは、過去に体験した強烈な出来事(失敗・怒られた・恥をかいたなど)が、心と体に深く刻み込まれ、それ以降の判断や感情に“無意識の影響”を及ぼす記憶のことです。

たとえば、以前上司に激しく叱責された経験があったとします。その出来事が“アンカー(錨)”のように心の中に沈んでいると、似たような場面(会議の発言・メール送信など)に直面したとき、「また怒られるかも」という感情が自然と湧きあがってしまうのです。

アンカー記憶は 「実際には起きていない未来」への不安をリアルに感じさせる強力なトリガー となり、恐怖心を過剰に引き出してしまいます。

反すう思考(ぐるぐる思考)とは?

反すう思考とは、過去の失敗や恥ずかしかった出来事を繰り返し思い返してしまう思考のクセです。「なんであんなこと言っちゃったんだろう」「もっと違うやり方があったのに…」といった後悔や自己批判が頭の中でループし、抜け出せなくなっていきます。

これは心理学的には「メンタル・タイムトラベル」とも呼ばれ、脳が過去の場面に何度も“再訪”してしまう現象です。そしてこの再訪を繰り返すことで、脳はその失敗が“現在進行形”で起きているかのように反応してしまうのです。

結果として、身体は緊張し、不安が強まり、さらにその状態が新たな不安記憶として上書きされ、悪循環に陥ってしまいます。

★ 重要ポイント
アンカー記憶は「過去の痛み」を未来に投影させるトリガーになる
反すう思考は「過去に戻って自分を責める」クセによって、恐怖を今もリアルに感じさせる

この二つが組み合わさることで、まだ起きていない“未来の失敗”までもがリアルに怖くなってしまうのです。この恐怖を和らげるためには、「今ここにいる自分」に戻るためのセルフケアや、新しい記憶で上書きするような行動療法的アプローチが効果的です。
次は、そうした具体的な対処法を一緒に見ていきましょう。

失敗恐怖症の対処法 ①|すぐにできるセルフケア

失敗への恐怖や不安が強くなると、「考えすぎてしまう」「気持ちが落ち着かない」「その場から逃げたくなる」といった状態になりがちです。ここでは、そんな状態を少しずつ和らげていくための、日常的に取り入れやすいセルフケアを3つご紹介します。

1. 呼吸法|不安に飲み込まれそうなときに

失敗に対する不安が強くなると、呼吸が浅く早くなり、身体が緊張状態になります。そこで効果的なのが「腹式呼吸」や「4-7-8呼吸法」です。

*4-7-8呼吸法のやり方
  1. 息を4秒かけて鼻から吸う
  2. 7秒間、息を止める
  3. 8秒かけて口からゆっくり吐く

このリズムを数回繰り返すことで、副交感神経が優位になり、身体と心の緊張をゆるめる効果があります。

2. 瞑想・マインドフルネス|今この瞬間に戻る

不安や恐れは「過去」や「未来」に意識が向いているときに強くなります。そこで、意識を「今この瞬間」に戻すためのマインドフルネス瞑想が有効です。

たとえば、

  • 呼吸に意識を向ける(吸っている・吐いているを観察する)
  • 手に触れている物の感触に意識を集中させる
  • 聞こえてくる音に耳を澄ませる

といったシンプルな方法でも十分効果があります。

瞑想は“無になる”ことが目的ではなく、「今ここ」に気づき直すことが目的です。不安が出てきても、それに気づいて“手放す”練習と考えてみましょう。

3. 思考転換|CBT的アプローチ

認知行動療法(CBT)では、「思考が感情と行動に影響を与える」という考え方をベースにしています。失敗恐怖症の方に多いのが、「一度のミス=すべてダメ」という“全か無か思考”や、「〜すべき」「〜でなければならない」といった“思い込み”です。

これらを和らげるために、次のような問いかけをしてみましょう。

  • 「本当に“全部”ダメだったのか?」
  • 「誰か他の人が同じミスをしていたら、どう感じるだろう?」
  • 「その考えは“事実”か、それとも“思い込み”か?」

このように、自分の中にある“自動思考”に気づき、やさしく問い直していくことで、少しずつ思考の柔軟性が育っていきます。

★ 重要ポイント
呼吸・瞑想・思考転換はすべて、「今ここ」に戻るための手段
簡単に見えて、繰り返すことで“反応”の質が変わっていく

無理なくできることから、まずは1日1分でも取り入れてみることが、失敗への恐怖と少しずつ付き合っていく第一歩です。

失敗恐怖症の対処法 ②|怖い状況に慣れていくアプローチ

失敗恐怖症における不安や回避行動を減らすために、心理療法の一つとして用いられるのが「暴露療法(エクスポージャー療法)」です。これは、恐れている状況に少しずつ慣れていくことで、不安の感情を和らげていくアプローチです。

暴露療法とは?

暴露療法は、恐怖や不安を感じる状況に意図的に身を置くことで、「思っていたほど怖くない」「不安は時間とともに小さくなる」と体験的に学ぶ方法です。

たとえば、

  • 上司に相談するのが怖い → ちょっとした質問をしてみる
  • 会議で発言するのが不安 → 一言だけ意見を言ってみる
  • ミスをして怒られるのが怖い → 確認しすぎず提出してみる

このように、“段階的に・無理なく・安全な範囲から”行動していくことが大切です。

なぜ有効なのか?

人は「避けている限り、怖さはいつまでも残る」傾向があります。回避することで一時的には安心できますが、脳は「その状況は危険だ」と記憶してしまい、さらに不安が強化されるのです。

一方で、実際に恐れていることに触れてみて「大丈夫だった」と経験することで、脳の記憶が書き換わっていきます。これが「不安の絶頂は長く続かない」「恐怖に慣れる力=脱感作」が働くプロセスです。

暴露の進め方(ステップ例)
  1. 恐怖を感じる状況を10段階でリスト化する
    (例:10=大きな会議で発言、1=同僚に簡単な報告)
  2. 数値が低いものから、段階的にトライしていく
  3. 行動後の気持ち・結果を記録し、「本当に起きたこと」を確認する

このように、少しずつ“怖くてもやってみる”を重ねていくことで、自信と安心感が蓄積されていきます。

★ 重要ポイント
暴露療法は「怖さをゼロにする」のではなく、「怖くても動ける力」を育てる方法
無理なく、少しずつ、自分のペースで進めることが何よりも大切

失敗恐怖症の対処法 ③ |目標設定で“動ける自分”を築いていく

暴露療法でも触れたように、不安や恐れを乗り越えるためには、「少しずつ行動する」ことが大切。その際に役立つのが、自分にとって無理のない“ちょうどいい目標”を設定することです。

なぜ目標設定が大切なのか?

失敗恐怖症の方は、「完璧でなければ意味がない」「100点でなければ失敗」といった思考に偏りやすい傾向があります。すると、行動のハードルが高くなりすぎて、最初の一歩を踏み出せなくなってしまうのです。

そこで効果的なのが、“達成しやすく、具体的な目標”を設定すること。これによって、「できた!」という体験につながりやすくなり、心のブレーキが少しずつ緩んでいきます。

目標設定のポイント|SMART原則をヒントに

目標設定の枠組みとしてよく使われるのが「SMART原則」です。

  • S(Specific)=具体的である
  • M(Measurable)=測定できる
  • A(Achievable)=達成可能である
  • R(Realistic)=現実的である
  • T(Time-bound)=期限がある

たとえば、「失敗を恐れずに行動できるようになりたい」という漠然とした目標ではなく、 →「今週、会議で1回だけ“はい”と返事してみる」など、具体的・小さな行動に分解することがコツです。

目標が小さければ小さいほど、「自分にもできそう」と感じられ、次の行動につながっていきます。

★ 重要ポイント
目標は“完璧”ではなく、“できそう”と思える小さな一歩にする
SMART原則を活用して、目標の具体性・達成可能性を高める
小さな行動でも「やってみること」が自信の土台になる

失敗恐怖症の対処法 ④|小さな成功体験で自己信頼を育てる

目標を立てて行動してみたとき、もうひとつ大切なのが「自分の“できたこと”をちゃんと見てあげる」ことです。

失敗恐怖症の方は、うまくいかなかったことには敏感でも、できたことや努力には気づきにくい傾向があります。だからこそ、意識して“成功体験”を見つけ、認めることが心の回復につながっていくのです。

小さな成功ってどんなこと?
  • 緊張しながらも、会議に出席できた
  • 一言だけでも上司に話しかけることができた
  • 書類の確認回数を3回から2回に減らして提出できた

こうした些細に思えることも、実はとても大切な一歩。 「やってみた」「できた」「前よりラクだった」——この積み重ねが、やがて“自信”に育っていきます。

成功体験を記録してみよう
  • 毎日、1つだけ「今日できたこと」をメモする
  • 「反省点」よりも「やれたこと」に目を向ける
  • 気持ちが落ち込んだときは、過去のメモを見返す

こうして成功体験を“見える化”することで、「私にもできることがある」という感覚が強まり、不安に飲み込まれにくくなっていきます。

★ 重要ポイント
目標は“小さく、具体的に”が成功のカギ
成功体験は“積み重ねることで自己信頼に変わる”
「できなかったこと」ではなく「できたこと」に目を向ける習慣を育てよう

失敗恐怖症の対処法 ⑤|思考ループを断ち切る

「失敗したらどうしよう」「また同じことを繰り返すのでは…」そんな考えが頭の中で何度もループし、気づいたら同じ思考を何時間も反すうしていた——これは、失敗恐怖症における代表的な“思考のクセ”のひとつです。

ここでは、その“思考ぐるぐる”をやさしく断ち切るための、具体的な3つのテクニックをご紹介します。

1. ラベリング(今の思考に名前をつける)

まず効果的なのが「ラベリング」という方法です。これは、自分の中に浮かんできた感情や思考に、客観的な“ラベル”を貼るという手法です。

たとえば、

  • 「今、不安になってるな」
  • 「あ、また反省ループに入ってるぞ」
  • 「これは“自分責め”の思考だ」

こうして“気づく”ことによって、自動的に繰り返されていた思考から少し距離を置くことができます。距離ができると、「それに飲み込まれない選択」ができるようになるのです。

2. 意識的に注意をそらす「意図的シフト」

思考を無理に止めようとするほど、逆に強くなってしまうのが反すうの特徴です。そこで有効なのが、「意図的に別の対象へ注意を向ける」という方法。

おすすめなのは、

  • 手を使う作業(洗い物・折り紙・ぬりえ・簡単な掃除)
  • 五感を刺激すること(音楽、香り、冷水に触れるなど)
  • 人に会う、短く話す(信頼できる相手にひとこと話すだけでもOK)

不安や反すうが強まってきたときには、「考えから離れて行動する」ことが、脳のパターンを変える助けになります。

3. 書き出す(紙に書いて客観視)

最後におすすめなのが、「頭の中にあることを紙に書き出す」ことです。

頭の中だけでぐるぐる考えていると、思考が拡大しやすくなります。しかし紙に出してみると、「なんだ、ここが引っかかってたのか」と冷静に見つめ直すことができます。

具体的には、

  • 「今何を考えていたか」
  • 「それにどんな感情がくっついていたか」
  • 「その考えは現実? 想像? 思い込み?」

こんな風に書き出すことで、脳の“再整理”が起こり、過剰な不安や恐怖から少し離れることができます。

★ 重要ポイント
思考を“止める”のではなく、“気づき”“流す”ことがポイント
自分にやさしく「今こうなんだね」と声をかけながら取り組むと効果が高まる

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ひとり反省会で睡眠障害となってしまったBさんの実例

ここでは、実際の相談をもとに再構成した、あるクライアントBさんの事例をご紹介します。

「失敗が怖くて動けない」「ひとり反省会が止まらない」——そんな悩みを抱えていたBさんが、どのようなプロセスを経て少しずつ安心を取り戻していったのか。これまでご紹介したセルフケアやカウンセリングのアプローチが、実際のケースでどのように役立ったのかを、カウンセラーの視点からお伝えしていきます。

● Bさんの背景と悩み

Bさんは40代前半の女性。責任感が強く、常にまわりに気を配りながら仕事をするタイプでした。ある日、小さなミスをきっかけに上司から強く注意されて以来、「また怒られるのでは」「自分は仕事ができない人間だ」と強い不安に悩まされるようになりました。

日中は何とか仕事をこなすものの、帰宅後に何度もその日の出来事を思い出し、“ひとり反省会”が止まらなくなってしまいます。夜も眠れず、心身ともに疲れ果てた状態でカウンセリングを受けに来られました。

● 取り組んだセルフケアとカウンセリングのプロセス

Bさんとのカウンセリングでは、以下のようなアプローチを取り入れていきました。

  • “反省ループ”に入ったときの気づき方を一緒に振り返りる
  • 過去の失敗体験に紐づく“思い込み”の整理
  • 毎回セッションの中で小さな行動目標を設定し、振り返りとフィードバックを実施

カウンセリングでは、Bさんが「安心して思ったことを話せる場」であることを大切にしながら、“怖さに付き合っていける力”を一緒に育てていくようなプロセスを意識しました。

当初は「できなかったこと」ばかりが気になっていたBさんでしたが、次第に「できたこと」にも目が向くようになり、「ちょっと勇気を出してやってみた」という言葉が自然に出るようになっていきました。

● カウンセラーからの視点

カウンセラーの田口れいです。
Bさんとのカウンセリングの様子を少しご紹介します。

Bさんのケースを通して見えてきたのは、「失敗=価値の否定」と感じてしまう深層心理です。表面的には「怒られるのが怖い」とおっしゃっていましたが、その奥には「自分の存在が脅かされる感覚」「ミスをすると見放されるかもしれない」という根深い恐れがありました。

こうした恐れは、しばしば幼少期の経験と結びついています。Bさんの場合、小さなミスに対しても強く叱られたり、「ちゃんとしなさい」と完璧さを求められ続けた子ども時代の積み重ねが、「失敗=価値の低下」「失敗=拒絶されること」といった信念に無意識のうちにつながっていたようです。表面上は「また怒られるのでは」という恐れとして表れていますが、その根底には「ありのままでは受け入れてもらえないのでは」という深い不安が隠れていました。

カウンセリングでは、この“自分に対する見方”を少しずつゆるめ、「失敗しても関係性は壊れない」「未熟さを見せても大丈夫」という体験を対話の中で重ねていきました。これは単に話すだけでなく、共に感じ、共に考える”という安全な関係性の中でしか得られない心の再体験でもあります。

また、行動面ではただ「やってみましょう」と励ますのではなく、Bさんの不安の大きさに寄り添いながら、「この一歩なら動けそう」という絶妙なタイミングとレベルで課題を設定していくことも、専門家としての関わりの重要なポイントでした。

Bさんの最大の変化は、自分の中にずっとあった不安や寂しさといった感情に気づき、それを「抑え込むべきもの」ではなく「丁寧に扱っていいもの」と受け入れられるようになったことでした。カウンセリングの対話の中では、「本当はこう感じていたかもしれない」といった内側の声に耳を澄ませ、それを一緒に言葉にしていくプロセスを大切にしました。その結果、Bさんの中に「こんな自分でも大丈夫かもしれない」という自己受容の芽が育っていったのです。

● Bさんから届いたカウンセリングの感想

数回のカウンセリングを経て、Bさんから以下のような感想を寄せていただきました。

これまでの私は、とにかく“完璧でいなければいけない”と思っていて、少しのミスで頭が真っ白になったり、自分を責め続けてしまうクセがありました。でもカウンセリングを通して、自分の中にある“怖さ”や“傷つき”に気づけたことが、とても大きかったです。最初は“何を話したらいいのだろう?”と不安でしたが、少しずつ自分のペースで心を開けるようになり、『そう思ってもいい』『怖くても進んでいい』と思えるようになりました。今は、失敗をしても前ほど自分を責めすぎずにいられるようになってきた気がします。
お客様の声

セッションを受けられた方の体験談

このように、専門家のサポートを受けることで、自分の人生を取り戻すための適切な対策を取ることが可能になります。生きづらさを感じ、自分だけで対処しきれないと感じた場合は、ぜひ一度、カウンセリングを検討してみてください。

詳しい私のプロフィールはこちらから

まとめ|失敗やミスを自分の成長の糧にするために

ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
いかがでしたか?

失敗恐怖症とは、「失敗してはいけない」という強い思いから、不安や自己否定、回避行動などが生まれてしまう状態です。過去の経験や思い込み、心のクセが影響していることも多く、自分の力だけでは抜け出せないと感じることもあるかもしれません。

しかし、今回ご紹介したような呼吸法・マインドフルネス・思考転換・暴露療法・小さな成功体験の積み重ねなど、少しずつ自分に優しく働きかける方法を取り入れることで、不安と上手に付き合いながら前に進む力を育てていくことができます。

「怖さがなくなる」ことを目指すのではなく、「怖くても進める自分」を育てていく——それが、失敗恐怖症からの回復の大切なプロセスです。

専門家に相談してみませんか?

失敗恐怖症は、ただの“考えすぎ”や“気の持ちよう”ではありません。

心のクセや過去の体験が無意識に影響しているケースも多く、自分一人で抱え込んでいると、どんどん自信を失ってしまうこともあります。

カウンセリングでは、安心できる関係性の中で、あなたの不安や思考のクセに丁寧に向き合いながら、少しずつ「怖さに振り回されない心の土台」を育てていきます。

「気づくこと」「言葉にすること」「受け止めてもらうこと」——それだけで、心の中にある緊張がやわらぎ、自分自身をやさしく見つめられるようになることもあります。

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失敗が怖い。人前で緊張してしまう。ずっと同じことで悩んでいる。そんな思いを一人で抱えてきたあなたへ、最後のメッセージです。

あなたのその不安や緊張には、ちゃんと理由があります。

これまで、何度も一人でがんばってきたこと、誰にも言えずに心の中で抱えてきたこと。そのすべてに、あなたなりの意味と背景があるのです。「今の自分を理解しようとすること」「心の声を聴こうとすること」は、それだけであなたに変化をもたらす大きな一歩です。

変わろうとする気持ちには、すでに力があります。

このブログで得た気づきや、心に残った言葉を、どうかあなた自身のために使ってみてください。もし、どうしたらいいのか分からなくなったり、頑張りすぎて苦しくなってしまったら、どうか一人で抱え込まずに、信頼できる人や専門家を頼ってみてください。

あなたには、苦しみを越えていく力があります。

それは、すでにあなたの中に眠っている“可能性”です。どうかその力を信じて、小さな一歩から始めてみてください。

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